◆毎日がキャリアデザイン
新卒の就職は、いまだ氷河期が続いています。そのなか学生たちは、狭い選択肢の中から自分の進路を決めてしまおうとする傾向にあります。
しかし、彼らの将来を考えると、それが望ましいことだとは言えません。もっと広い視野で、冷静に、自分の進む方向を見つけて欲しい。そのためには、なるべく早いうちから、自分というものを客観的に見つめること、そして実際の社会に触れる機会を持つことが重要だと考えました。
当センターは、こうした理念のもと、学生の進路指導を強力にバックアップするという目的で設置され、新入生を含めた全ての学生を対象とするキャリアデザイン、進路・就職支援をおこなうことになったのです。
◆身近な存在であるために
当センターの空間計画では、いつでも気軽に利用しやすい雰囲気づくりが重要なポイントでした。何しろ就職活動というだけでマイナスイメージに陥りやすいし、現に、大変なのも事実ですが、ここは自分の将来を考える場です。社会ってどんな世界だろう、どんなステージ(仕事)があるんだろう、そして自分は何をしたいんだろう、そうしたことを学び考えるための場として、事務的で無機質な空間ではなく、生き生きとした環境をつくりたいと考えました。

▲高学年向けの採用情報コーナー。
開館時間内はいつでも自由に利用できる。
そこで、部屋を仕切る壁をガラスにして開放的にしたり、家具はカジュアルで軽快感のあるものを、そしてオレンジやグリーンなど健康的な色使いにするなど、さまざまな業態のインテリアを研究しながら計画をすすめました。
さらに、低学年と高学年ではサポートのプログラムが全く異なるため、きちんと空間を分けて機能が曖昧にならないようにしました。
ちなみにセンターのある場所は、当校の学生なら必ず利用する教務部や学生課と同じエリアにあり、センターの目的に適った立地条件を備えています。
その利点を活かして、建物の入口に近い側を低学年向けのサポートをおこなう部屋にしました。低学年の学生にセンターの存在をアピールできちょっとした合間にも立ち寄りやすい。また、そこで行われるセミナーや相談会などのイベントの様子が目に入って、キャリアデザインは自分自身の問題なんだという意識を刺激できるのではないかと考えたのです。
◆学内の意識の変化
こうして出来上がったキャリアセンターは、<大学っぽくない>空間になりました。しかし、それで正解だったと考えています。
このセンターができてから、学生はもとより、教師や職員など学内全体の意識は明らかに変化しました。本学のキャリアデザインに懸ける想いが伝わり、“自分のキャリアは自分でデザインする”という意思のシンボルになりました。
キャリアセンターは、学生と社会とを橋渡しする存在です。これからも、それに相応しい環境づくりの重要性を忘れず、努力と工夫を続けていきたいと考えています。
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創価大学キャリアセンター
チーフアドバイザー 羽賀 文湖 様 |
創価大学 様 キャリアセンター
Official Site:
http://www.soka.ac.jp/
<Interview:PLUS Space Design>