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病院施設編〜お客様が語る空間づくり [ 2006/7 ]
どこにもない病院
東海大学医学部付属病院 様
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▲ナースセンターの様子。座った方が落ち着いて考えられるというスタッフの意見を受け、テーブルはすべて着座時の寸法に合わせてある。チェアのキャスターは着座時のみ動くタイプを使用。 |
◆これまでの常識や慣行を白紙に
今年1月、当病院は急性期疾患に重点をおいた病院に生まれ変わりました。
外来部門では、血液や尿などの検体検査の結果は30分後には判りますし、CTやMRIも即実施が可能で、医師は診察室に居ながらにして画像を閲覧できます。
つまり、受診したその日のうちに必要な検査をおこない、その日のうちに診断して迅速に治療に入れるというわけです。
こうした高機能、高効率を実現するためには、建築、家具も含めた病院のハードとソフト両面での見直しと大幅な改革が必要でした。
◆根拠にもとづく「形」づくり
設計にあたっては、国内外の事例だけでなくスタッフの声、特に医療現場の最前線にいる看護師や技師の意見も数多く取り入れました。
さらに、実物大模型(モックアップ)で検証実験をおこなった箇所もあります。その一つがあらゆる術式に対応できる「汎用手術室」です。
これは今まで例のない全く新しい手術室ですから、モックアップを使ってシミュレーションを行い、部屋の形状や広さ、設備機器類や収納の設置場所、そして術中の医師、スタッフの立ち居振る舞いを確認しながら開発を進めました。
この他、診察室に設置する診察デスクも、患者さんと医師の対面の具合やパソコン等の機器類の使い勝手などを試作品で検証したうえで形を決めていきました。
<今までにない病院>を具現化するためには、こうしたプロセスが必要不可欠であったと思います。
◆インテリアのポイントは<静かさ>
院内のインテリアは、病気と向き合い治療に集中できる環境とすべく、静謐さを重視しました。
<静かな精神性のある空間>をテーマに、白を基調とし東海大学のシンボルカラーであるブルーをアクセントに用いたカラーコーディネイトをおこない、光と影のコントラストによる奥ゆきのある空間に仕上がっています。
最後に、病院開設後の運営状況ですが、おおむね順調と評価しております。
このプロジェクトにご協力いただいた皆様に、改めて感謝の意を表したいと思います。

▲屋上庭園からの夕景。
東海大学
医学部基盤診療学系病院管理学
助教授 田中 豊 様
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インタビュー/プラス スペースデザイン
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