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教育施設編〜お客様が語る空間づくり [ 2006/12]
人と犬、輪拡がる
財団法人日本盲導犬協会 様 日本盲導犬総合センター 盲導犬の里 富士ハーネス
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▲ラウンジの様子。暖炉があり、天気のよい日には窓から雄大な富士の姿を望むことができる。 |

◆日本初の複合施設
当施設は、優れた盲導犬を育成するため、また、盲導犬をとおした交流の拠点となるべく建設されました。富士山麓の豊かな自然環境の中で、盲導犬候補の子犬や訓練犬、母犬、そして盲導犬としての仕事を引退した犬たちが暮らしている。その日々の営みに、誰もがじかに触れることのできる、日本で唯一の施設です。
◆自然と 調和し 、 開かれた施設
この施設の特徴は、子犬の飼育、訓練、研究など、施設運営を構成するさまざまな機能を、それぞれ独立させて分散配置したことです。これは、周辺の自然環境と調和し、かつ開放的な施設にしたいと考えたからです。衛生という観点からも分棟方式は効果的です。
各棟は回廊によって結ばれ、一体感があります。外観は周囲の風景に馴染むコテージ風。一方室内は、木目と白を基調にまとめられており、穏やかでやさしく包みこむような雰囲気です。広い開口部からは、富士の四季折々の景観を望むことができます。
また、常時、犬のいる状況が前提となりますから、テーブルは犬のリードを結び付けやすいよう、4本脚のものを採用しています。引退した犬が暮らすエリアでは、人の視線から身を隠せるような場所をつくるなど、犬の特性を踏まえた配慮をしています。さらに、犬の毛が付きにくい家具や素材使用するなど、施設内を清潔に保つためのメンテナンス性も重視しました。
◆盲導犬や視覚障害への理解を深める場に
ここには、美しい自然とともに、人と犬とのさまざまな営みがあります。敷地内をゆったりと巡る回廊を歩けば、子犬が元気よく駆け回る姿や、訓練の様子が目に入るでしょう。引退犬とともに、のんびりとした一時を過ごすこともできます。ここで目にした風景や犬たちとのふれあいが、来訪者の心に残り、盲導犬やここでの活動について、より身近に感じていただければと思います。
優秀な盲導犬を育成すること。同時に、盲導犬や視覚障害について、楽しみながら理解を深めていただけるような場をつくっていきたいと考えています。

▲澄んだ空気に犬たちも元気溌剌。
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▲施設外観。子犬棟、訓練犬棟など、機能ごとに独立。各棟は回廊で結ばれている。
▲学習資料室の様子。開口部ごしに中庭と別の棟が見える。

▲経過観察室。犬と添い寝もできる大き目のソファで、看取りの時を一緒に過ごす。 柔らかい静かな光に満ちた室内。

▲引退犬棟。盲導犬を引退した犬たちがゆったりと余生を過ごす場所。あたたかみのあるコーディネイトがされている。

▲宿泊研修室。目の不自由な人が盲導犬と歩行訓練をおこなう際には、ここで犬と寝起きをともにする。
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インタビュー/プラス スペースデザイン
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