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オフィス編〜お客様が語る空間づくり [ 2007/10 ]
未来へと引き継ぐ
ニッタ株式会社 様 ニッタビル
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▲役員応接室を見る。旧ビルに使用されていた木製の間仕切りが、壁材として再利用されている。応接のセンターテーブルも、創業者が入手し保管していた欅の一枚板を加工したもの。
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◆未来に残したい
今から遡ること77年前。東京に支店を置くべく、銀座の地に新田ビルは建設されました。そしてこのたび、これを取り壊し、同じ場所に新しくニッタビルを建設しました。いくら老朽化していたとはいえ、愛着もありましたし、歴史的建築、文化財としての価値という意味でも、残せる部分は残して、新ビルに再利用したいと考えました。
そこで、専門家に依頼し、時間をかけて綿密な調査をおこない、ある部分は再利用し、またある部分はそのデザインを復元することになりました。例えば、旧ビルの会議室、応接室を仕切る木製の間仕切りを、新ビルの役員応接室の壁材として再利用しています。
◆企業の姿勢を反映させる
とはいえ、私たちは、過去の様式の完全復元を目指していたわけではありません。1885年の創業以来、常に新しい技術に挑戦してきた企業姿勢を反映させたいと考え、伝統的な要素と現代的な合理性や感性とが溶け合ったデザインをお願いしました。
旧ビルのデザインを受け継いだ箇所に、通りに面したファサードのアーチ装飾があります。この部分は、旧ビルの写真などを元に鋳物の細部まで再現し、風格ある当時の外観を再現しました。そして、その上部からビルの頂上に向けて、横方向のルーバーがグラデーションのように伸びている。過去の歴史を未来へと引き継いでいくという意思を表現したものです。
◆街という資産の形成
ビルのファサードは、景観の一部でもある。旧ビルのアーチも、日々、銀座の街を行き交う人々の目に触れ、親しまれていたのではないかと思います。新しく生まれたニッタビルも、そんな存在になれればと。
ニッタビルは、当社の事業所のほか商業施設を含む複合ビルです。楽しいひとときを寛いで過ごせる場所として、地域の資産のひとつとして、多くの方々に活用いただければと考えています。

▲オフィスを見る。めりはりのあるカラーリングが現代的な印象を与える。
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▲受付まわりを見る。
▲大会議室。

▲役員フロアの廊下。クラシックな要素が散りばめられ、ゆったりとした安定感のある雰囲気に。

▲銀座コリドー通りのファサード。エントランスを縁取るアーチは、旧ビルのデザインを復元したもの。ビル頂上に伸びるルーバーのグラデーションとあいまって、ダイナミックな中にも洗練された品のよさが感じられる。
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