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教育施設編〜お客様が語る空間づくり [ 2009/06 ]
<感じる力>を呼び覚まそう!
筑波大学 様 情報学群組み込み技術キャンパスOJT 教室
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◆産学共同のIT技術者養成プログラム
「筑波大学情報学群 組み込み技術キャンパスOJT」は、同大学の3・4年生を対象として新設されたITスペシャリストの養成プログラムです。
社会的なニーズの高いET(Embedded Technology:組み込み技術(*))技術者を、産学共同で育成します。筑波大学と半導体メーカーである株式会社アクセル、3次元グラフィックソフトメーカーの株式会社ネットディメンションが連携し、IT先端企業と同じ開発環境のもとで実践的な教育がおこなわれています。
◆足を運びたくなる空間づくり
プラススペースデザインは、このプログラムが実施される教室の空間づくりをお手伝いさせていただきました。テーマは、学生達が感じたりイメージしたりすることを促す空間。そして、授業以外の時間にも気軽に利用したり集まったりしたくなるような魅力のある空間をつくることでした。そこで、従来の教室では見られないような大胆な視覚的表現を取り入れ、インパクトのある空間デザインをおこないました。
その一つ目のポイントは、カラーリングです。このプログラムに使用する教室は、ハードウェアの開発をおこなう「ハードウェア技術向けコース」のための教室と、アプリケーションの制作をおこなう「ソフトウェア技術向けコース」のための教室とがあります。ハードウェアとソフトウェア、それぞれ独立した分野であることを、ハードウェアは暖色系、ソフトウェアは寒色系と色使いを変えて表現しました。
二つ目のポイントは、両教室に共通性をもたせたこと。壁面や床のカラーリングや壁面をグラフィックで飾るなど、コーディネイトの方法に共通性を持たせています。これは、ハードとソフトがそれぞれ異なる分野でありながら連携していることを表わしたものです。
さらに三つ目のポイントは、空間同士の視認性です。両教室は壁で仕切られていますが、小さな丸窓を通してお互いを見ることができるようにしました。声は聞こえなくても隣室の様子や雰囲気は感じられます。ハードとソフトの連携という概念を表わすと同時に、それを常に意識できるようにと考えました。
さらに、教室の出入り口の扉をガラスにして、廊下からも教室内の様子が見えるようにしました。このプログラムの様子を外部に対して開示するという姿勢を表わすと同時に、この分野に対する興味や関心が学部や学年を超えて広がることを狙っています。
組み込み技術は、日本が世界的にリードしている分野です。また、わたしたちの生活に身近で不可欠な技術でもあります。しかし、その技術者は著しく不足しているといわれています。この教室が、プログラムの運営や学生達の学びを助けると同時に、この分野を中心として人と人とがつながりあう拠点となることを願っています。
(*)ET(Embedded Technology:組み込み技術)
コンピュータが内部に組み込まれており、そのコンピュータに特定のアプリケーションに特化した処理を行わせる電子装置を「組み込み機器」といい、自動車、携帯機器、生活家電など私たちの身の回りのさまざまな製品に組み込まれています。その「組み込み機器」の開発に使われる技術を「組み込み技術」といいます。
(参考:筑波大学情報学群組み込み技術キャンパスOJT 公式ウェブサイト)
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▲(左)「ハードウェア技術向けコース」の教室。活発でエネルギッシュなオレンジ系のカラーリング。
(右)一方の「ソフトウェア技術向けコース」の教室はブルー系のカラーリング。シンプルさ、精巧さをイメージさせる。
▲抽象的な図柄のグラフィックが壁を飾る。ハード(写真上)とソフト(写真下)、それぞれのイメージを表現している。

▲ 壁の丸い小窓から双方の教室が見える。「向こうはどんな様子かな。」思わず覗いてみたくなる。

▲「今日は、プレゼンテーションやってるね。」教室の入口はガラス扉になっており、外を通りかかった人の好奇心を誘う。
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