
◆オフィスらしくないオフィス
オフィス内に一歩足を踏み入れると、外の雑踏を感じさせない静かで穏やかな空気に包まれます。受付の奥にはプライベートなムードが漂うバーラウンジがあり、来訪者を迎えます。
「ここが本当にオフィス?」にわかには信じられないかも知れませんが、ここは株式会社エヌ・エス・エス様のオフィス。プラススペースデザインがすすめている「ホテルライクオフィス」の考え方をベースにデザインしたオフィス空間です。
株式会社エヌ・エス・エス様は、ホテルやマンション、病院におけるインターネットシステムや防犯用ネットワークカメラシステムなど、ITを活用したサービスを提供する会社です。
「ここを訪れるお客様を含め、このオフィスを利用するすべての人へのホスピタリティを実現し、心が落ち着き心地よく過ごせるオフィスをつくりたい」「お客様に安全・安心・信頼をお届けするという私たちの理念を表現したい」というご要望にもとづき空間デザインをおこないました。
◆本音で語り合える場をつくる
デザイン上の最も重要なポイントは、クライアントをお招きできる<集いの場>をつくること。それを象徴するのが冒頭で述べたバーラウンジです。ここが営業戦略上の拠点であることを踏まえての計画です。
バーラウンジでは、商談、打合せのほか、クライアントをお招きしてのパーティーなどもおこなわれます。ここでは、広いスペースにソファやラウンジチェアを並べるという一般的なスタイルではなく、カウンターというスタイルを採用しました。こうすることで、ゲストとホストの心理的な距離を近づけコミュニケーションを促すという効果を狙っています。
カウンターでは、ゲストが座った姿勢、ホストは立った姿勢になります。この姿勢の違いがゲストとホストという立場を明確にします。その一方で、視線がほぼ同じ高さになり、お互いの距離も近いために心理面での親密度はむしろ高まります。上座、下座という日本人に馴染み深い関係性を保ったままで、フェイス・トゥ・フェイスならではの繊細なコミュニケーションが可能になります。
ちなみに、このバーカウンターではお酒も喫煙もオーケーとのこと。堅い話も丸くなり、お互いが本音で考えを述べ語り合える場になることでしょう。
◆自信と信頼につながるオフィス
オフィス全体のインテリアは、落ち着きと重厚感のあるダンディなテイストで統一。同社が提供するサービスの品質に対するこだわりやプロフェショナルとしての誇り、自信を力強く表現しました。
また、オフィスの工事に際しては、株式会社エヌ・エス・エス様サイドでほぼすべての内装施工を実施。同社の施工技術をクライアントにアピールする材料としてオフィスを活用することができるようにしました。
このオフィスが社員の自信を強め、クライアントとの信頼関係をさらに強固なものにするための助けになることをプラススペースデザインは確信しています。