東京医学研修センター様は、医師国家試験対策を主眼とする教育機関です。東京(新宿)ほか、札幌から福岡まで国内8箇所に教室を開設し、資格取得を目指す医学生をサポートしています。その学びのための空間づくりを、プラススペースデザインもお手伝いさせていただきました。
学生一人ひとりに、ゆったりと落ち着いて学習できる環境、限りある時間を有効に使える環境をというご意向を受け、各室の設えを検討しましたが、最も特徴的なのは、自習のための空間です。
通常、教室と自習室は別々の場所に計画するのが一般的ですが、このとき問題になるのが自習用スペースの広さ。自習席を希望する学生の数は時期的なばらづきが大きいため、いかに無駄なく、かつ争奪戦にならない席数を確保するかが課題でした。
検討の結果うまれたのが、「レクチャー&スタディルーム」。その名のとおり、講義にも自習にも利用できる部屋として計画しました。簡単な操作でデスクトップパネルが昇降する特製デスクを開発しました。レクチャーのない時間帯に、パネルを上げた状態にすることで自習に集中できるようにしました。さらに、スライディングウォールで2つの部屋に分割できるようにし、片側でレクチャー、もう一方で自習、というような使い方も可能にしました。
この「レクチャー&スタディルーム」の他、グループ学習のための部屋「カンファレンスルーム」や、一人もしくは二人で使用する部屋「ライブラリー」も用意し、学生たちが自分のペースにあわせて、また、スタイルにあわせて学習できる環境を用意しています。
従来の方法にこだわらず、空間の構成と設えを見直したことで、ゆったりとした自分の場所が欲しいという学生の要望と、高い空間効率、その両方を実現できたと考えます。

▲「レクチャー&スタディルーム(*) 」
一人ひとりに広いデスクスペースを確保。机上のモニターで板書の確認の他、講義ライブラリーの視聴が可能。
(注:*印の写真は、東京医学研修センター様のウェブサイトからの引用です。)
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